2016年8月21日日曜日

渡米前準備 ~様々な費用~

渡米日が近づいてきました。新生活を楽しみにする一方、日本でやり残したことがないか気になって仕方がないです。

これまで渡米前準備として、健康診断(免疫・抗体価検査)、住居、ビザについて書いてきましたが、これらの費用に加えて渡米前にかかった様々な費用を備忘録も兼ねて書き起こそうと思います。

  • 健康診断: 約2万円 (英語診断書作成費用も含む)
  • 住居: 約8万円 (デポジット約2万円と入居月の日割り家賃)
  • ビザ: 約4万円 (ビザ申請費用とSEVIS費用)
  • 渡航費: 約8万円 (片道の格安航空券)

こうしてみると合計22万円、支払い月を分散させたのでなんとかなりましたが結構大きな出費でした。

これはまだ渡米前の費用なので、渡米後の初期にかかる費用が別途必要です。モバイルネットワークの契約や(今のものがかなり古いので)スマホ・PCの新調、家具の購入などが待ち受けているので来月の出費が非常に怖い...

国内で奨学金を確保出来た人は渡航準備費用などを出してくれるところもあります。今年も奨学金の応募締め切りや選考が近づいているころかと思いますが、出願される方々は頑張ってください。

2016年8月14日日曜日

渡米前準備 ~ビザ~

今回は学位留学で渡米する際に必要な査証、ビザについてです。
自分は一般的な学生ビザ、F-1ビザだったためこれについて簡単に書きます。

まず最初にやらなければならないことはI-20という書類を入学先の大学 or 研究科から送ってもらう必要があります。待っていても勝手に送ってくれないと思いますが、案内のメールぐらいはくれるはずなので、それに従ってI-20の発行・郵送をリクエストしましょう。

リクエストする時期にもよりますが、リクエストから郵送受取まで大体1ヶ月程度かかります。リクエストできる段階になり次第、早めに処理しましょう。

このあとは米国大使館のHPにある案内に従って、面接の予約、ビザ申請費用の振り込み、SEVIS費用(ビザ申請費用に加えて別途手続きと支払いが必要)、必要書類を持って面接へ向かう、という手順になります。

面接会場には、面接時だけでなく施設に入る時点で持ち込めないもの(カバンも含む)などもあるので、公式動画などをチェックしておかないと、コインロッカーを探して荷物を預けに行って帰ってきたら時間切れ(30分オーバーから?)で面接予約をやり直し(3回まで)しないといけなくなるかもしれませんので要注意です。

また面接当日に持参する書類のうち、I-20は自分で署名しなければならない箇所(場合によっては親のものも)があるので、このあたりを見ながら署名したうえで持参することをお忘れなく。

銀行口座の預金証明(英語)を銀行に発行してもらってそれも提出するといった記事や体験談をたまに見かけますが、PhDの学生などで学科から財政援助(全面的な支援)をもらう場合は財政援助の内容(金額や期間など)が書かれた書類を一緒に提出すれば問題無いです。

自分は口座の預金証明を作るほど大した額が入っていないので、合格時にもらった財政援助の書類だけ提出しました。(提出書類はパスポートと一緒に郵送返却されます。)
ただ、面接官がその書類をチェックしていたような素振りも見えなかったですし、学校や研究室から財政援助を貰う場合その額がI-20に書いてあるはずなので、もしかしたら提出の必要はなかったかもしれません。

ちなみにビザの面接ですが、英語 or 日本語で行われます。「面接官は日本語も喋れるから英語で喋れなくても大丈夫」なんてことを耳にしますが、自分は全て英語でした。(自分より前の長蛇の列はみんな日本語だったのに)
まぁでもこれから英語圏で生活するんですから、ここで英語で躓くようでは入国審査のときにもっと怖い目に会いますよ、きっと。(昔の実体験)

ちなみに聞かれたことは
  • アメリカのどこに行くのか
  • 何を勉強するのか
  • 今の職業は
  • どれぐらい滞在するのか (← I-20にも書いてある)
  • PhDを取った後はどうする?
ぐらいだったと思いますが、半分以上が郵送された時点でI-20に書かれているものでした。最後に「面接はOK ですので、1週間ほどでビザ付きのパスポートが届けられると思います。Good luck!」と言われ、あっさりと終わりました。

学位留学で書類もしっかり揃っていればそうそう面接で落とされることはないでしょうが、自分より前の方で日本語による面接だったにも関わらず「ビザは発行出来ません」と言われていた人(学生ビザではない?)が1,2人いたので気は抜かないようにしましょう。

P.S.
一緒に渡米する夫婦や家族で同時に面接を受けている人もチラホラ見かけましたが、小さな子供には面接官も外国人っぽい日本語で「イマ、ナンサイ?」などと笑顔で聞いているのが印象的でした。

あと「旦那さん(奥さん)の生年月日はいつですか?」と両方に訪ねたり、「いつ結婚しましたか?」などの質問も聞こえてきました。ここでスパっと答えられないと面接官と面接後のパートナーの機嫌を損ねてしまうので、注意してくださいね!!(超他人事)

2016年8月9日火曜日

渡米前準備 ~住居~

暑いですね..
猛暑日が続く中、こんな蒸し暑い環境もあと1ヶ月で終わりかと思うとなんとか乗り切れそうな気分でいる今日この頃です。

前回に引き続き、渡米前準備についての備忘録、今回は住居について書きます。

入居(契約)前にSNN(ソーシャルセキュリティナンバー)を持っていない前提で話を進めますが、選択肢は大きく分けて一般的なアパート、学内の寮・アパート、ホームステイの3つあると思います。

最初に、一般的なアパートを借りるのはかなりハードルが高いかと思います。 というのもSNNを持っていないと貸してくれないところや、国内に保証人がいないからという理由で保証料を高く取られるといったことがあるからです。あとはプロバイダの契約や公共料金などの手続きも面倒だと思います。(←想像)
ただ、家具付きのアパートが多いと思いますし、1人だけの広い空間を持てるというのはアドバンテージでしょう。

次に学内の寮・アパート、これは比較的ハードルが低いと思います。大学院生は優先的に入居させてくれたり、プロバイダや公共料金の手続きを自分でしなくてもいいというところも多いです。周辺住民は学生ばかりで友達も作りやすいでしょうし、家賃なども安めのようです。あと通学時間が短くなるのも大きなメリットですよね。しかし、家族連れでない限りルームシェアないしアパートメントシェアという形になることが多い気がします。

そしてホームステイ、これはあまり大学院生の選択肢に含まれないと思いますが、最初の住居としては合理的かと思います。(自分も真剣に悩みました。)
ホームステイであれば食事付きのところもありますし、かなり食費込みでも割安です。初めての土地(または国)で色々となれないことに苦しまされても、気軽に相談できるホストファミリーがいれば心強いです。最初の1学期分ぐらいはホームステイにして、色々慣れたり知ったりしたうえで改めて引越しするというのもいいと思います。

自分は偶然にも知り合いのホストファミリーがキャンパスから20~30分の距離に住んでいたので、少し相談したところ希望するなら快く受け入れてくれるとうい旨の連絡ももらったためホームステイの可能性も真剣に考えましたが、二度引越しするのが手間だったのと通学に時間がかかるので選びませんでした。
結果としてキャンパス内のアパートに住もうと思ったのですが、入居先と入居日が決まるまでにかなり時間がかかりました。進学先のシステムでは、期限内に申請すればPhD学生最優先で希望にあった入居先と入居日を6月までに連絡するとのことだったのですが、何度催促してもいつ連絡できるかわからないと言われ続けました。

7月上旬・中旬ごろに連絡が来たのですが、空きリストのうち希望条件に近いと判断された順に1件ずつ紹介されるというシステムでかなりストレスが溜まったのを覚えています。1件1件断るたびに、次のオファーがあるか保証はできないと言われ、結局希望していたところは1つもなかったですが予算ギリギリのところに入ることになりました。
因みにアパートは大学生用と大学院生用と分けられていたので、偶然にももう1人のアパートメントメイトは同じ専攻の大学院生でした。

書きたいことはもう少しあったのですが随分長くなってしまったので、今日はこのあたりにしようと思います。